99%の新築マンションは買った瞬間に損をする

ほとんどの新築マンションは買った瞬間に損が確定します。
もし仮に4000万円でマンションを購入したとします。
しかし何かの理由があって、1日も住むことなく翌日に売りに出したとしましょう。
その時の売却価格はどのくらいになると思いますか?
だいたい3000万円くらいになるのが相場です・・・・
買った瞬間に売ると、全く未使用でも1000万円くらい損をするのです・・・・
なぜこのようなことになるのでしょうか?
次のような流れで新築マンションの罠を説明していきます。
(※ここでの損とは、あくまで金銭的な話に限ったものです。住みたい場所に住むとか家族の満足度などの、個人的価値を否定するものではありません。)
なぜ新築マンションは損をするのか

新築マンションが損をする理由は
新築マンションは本来の価値より割高で売られているから
です。
新築マンションの本来の価値(価格)は、販売価格の7~8割くらいです。
本来の価値(価格) = 販売価格 × 0.7~0.8
本来の価値より割高で売られている理由としては、諸経費分が上乗せされているからです。
- ・不動産会社の利益
- ・宣伝のための広告費
- チラシ費用
- モデルルーム費用
新築マンションを購入するということは、これらのような諸経費を負担することなのです。

当然ですが、割高で買わされているので損をするわけです。
得する新築マンションはあるか

得する新築マンションはあります。
人気のあるエリアなどは価値がどんどん上がっていきますので、諸経費を負担したとしても利益がでることもあります。
しかしそのようなエリアや物件は、本当に一握りです。
エリアも良く、物件も良い必要があります。
そして
私たち一般人にはそのような物件はまずまわってこない
というのが現実です。
もちろん絶対ではありません。
しかし基本的にはそのような物件は、一般公開される前の段階で一部の富裕層などによって抑えられてしまいます。
私たち一般人のところには情報すらまわってきません。
ですから
- 「特別な物件をあなただけに紹介します。」
- 「たまたま今、超優良物件が手に入りました。お客様はラッキーです!」
- 「他の方には紹介しないのですが、とっておきの物件を特別に紹介します。」
などという不動産業者の言葉は全てウソだと思ってください。(笑)
ただのカモとしか思われていないこと間違いなしです!!
そもそも自分だけが特別扱いされる理由がないですよね?
本当に特別扱いされる人は、不動産会社にとってメリットの大きい人だけです。
例えば
- ・資産数十億レベルで、何件も高額物件を購入してくれる人
- ・地主で広大な土地を保有していて、不動産会社にとって重要な人
というような人たちですね。
ほとんどの人には想像できないレベルです。
ですから、得する新築マンションも存在するが基本的には縁のないものだと考えましょう。
そして金銭的には、新築マンションを購入したら必ず損をすると思ってください。
マンション購入において考えるべきこと

そもそも持ち家がいいのか賃貸がいいのか、という論争も多いですよね。
個人の価値観が大きく関与する所なので、絶対的な正解はありません。
ただし金銭的な話だけで言えば、新築マンションの購入が最も損をする割に合わないものであることは間違いありません。
どうしても新築でなければいけない理由がなければ、築浅の中古なども検討してみることをお勧めします。
ローンなども含めると1000万円以上の違いになることが多いです。
「新築」というものを1000万円以上の費用で買っているということですね。
それを高いかと思うか安いと思うかは、人それぞれです。
しかしほとんどの人にとって1000万円というのは大金です。
よく考えてから決断されてくださいね。
ちなみに余談ですが、私は以前中古のマンションを購入しました。
同じような立地と広さなどの新築と比べると1000万円ほど安く済みました。
その浮いた1000万円を使って、購入した中古マンションをフルでリホームしちゃいました。(笑)
結局かかった費用は新築と変わりませんが、自分の好きなように家の中を作り上げるのは中々楽しかったですし、今でもお気に入りの家です。
このような選択肢もあるということで参考にしていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。