<アセットアロケーションとは>
アセット(asset)=資産
アロケーション(allocation)=配分
つまりアセットアロケーションとは「資産配分」のことを言います。
自分の資産をどの資産クラスにどのくらいの割合で配分するかという事です。
主な資産クラスには日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券に加えて、REIT(不動産投資信託)、実際の不動産、金などのコモディティといわれるものなどもあります。
また、アセットアロケーションに含まれたり含まれなかったりするものとして、現金(預金)などの安全資産があります。
アセットアロケーションの本質的な意味を考えれば、含めた方がいいと思います。
<アセットアロケーションは自分の投資スタンスそのもの>
アセットアロケーションの資産クラスにどう配分するかという事は、資産クラスの分散投資をしていることと同じです。
しかし、資産配分の内容によっては結果として分散投資の目的同様にリスク低減になりますが、リスクの低減自体はアセットアロケーションの目的ではありません。
アセットアロケーションを決めるという事は、自分の投資スタンスを決めるという事です。
リスクを小さくすれば、リターンを得られた場合、そのリターンは小さくなります。
リスクを大きくとれば、リターンを得られた場合、そのリターンは大きくなります。
つまり「リスクをどのくらいにするのか」と「リターンの目標をどのくらいにするのか」ということは裏表の関係です。
アセットアロケーションは、リスク許容度の範囲内で自分の投資の目的を明確に把握することで、どのくらいのリスクをとって、どのくらいのリターンを望むのかを資産配分によって決めていくという事です。
このアセットアロケーションの決定は投資において最も大切なことと言われています。
リターンの結果の8~9割はこのアセットアロケーションをどう作るかによって決まると言われています。
逆に誰もが気にする売買タイミングなどはリターンの結果にはほとんど寄与しないと言われたりもします。
チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」ではインデックスファンドやETFを使っている限り、適切なアセットアロケーションの策定と維持以外に投資家はやることは何もないとまで言っています。

<アセットアロケーションの決め方>
アセットアロケーションを決める際の鉄則は
- ・投資の目的を明確にして把握する
- ・リスク許容度の範囲内で行う
という事です。
リスク許容度の範囲内で、目的に合ったリスクとリターンを資産配分の仕方によって決めていくのです。
ちょっとわかりにくいと思いますので、いくつか例を出してみます。
ここではわかりやすくするために、簡略化して資産クラスを株式、債券、現金の3つに限定して考えてみます。
あくまでも理解するための例ですので、正解かどうかはわかりませんのでご理解ください。

株式をハイリスク・ハイリターンの資産、債券をミドルリスク・ミドルリターンの資産、現金をローリスク・ローリターン(ほぼゼロリスク・ゼロリターン)の資産とします。

他の安全資産としては、個人向け国債なども選択肢に入れてもいいと思います。

一般的に言われる最もオーソドックスなリスクとリターンを下げる方法としては、株式の割合を減らして債券の割合を増やすことです。

投資期間も十分残されていてリスクをとれる場合には、株式中心が最もリターンを大きくできます。
これらはあくまでも参考です。正解かどうかはわかりません。
実際にはどのケースも、もっと条件や目的を細かく詳しく把握してから配分を決めていきます。
また、生活防衛資金を確保していることはどのような条件だとしても絶対的な前提条件であることは共通です。
投資の目的とリスク許容度を明確にしてそれらに沿ったアセットアロケーションにすることが重要です。
アセットアロケーションは人それぞれ違ってくるのが当たり前です。
よく考えてから策定してください。
また、リスク許容度が下がった時には必ずアセットアロケーションを見直しましょう。
繰り返しになりますが、必ずリスク許容度の範囲内でアセットアロケーションを策定してくださいね。
リスク許容度を超えた投資は身を滅ぼしかねません。
しつこいですが、これは絶対に忘れないでください!!
最後の私の現在のアセットアロケーションを紹介します。 あくまでも一つの参考にしてください。

条件や目的は、実際にはもっと細かく把握して設定してあるのですが、ここではざっくりで載せています。
また、今後もこのままのアセットアロケーションでずっと続けるかはわかりません。
投資期間が短くなってきたら少しずつ債券なども混ぜていくかもしれません。
繰り返しになりますが、あくまでも参考として考えてくださいね。
大切なのは自分の目的やリスク許容度や状況に合わせたアセットアロケーションを、自分の頭で考えて策定することです。
みなさん、頑張ってください!!
最後にしつこいですが、リスク許容度の範囲内ですよ!!