「投資をした方がいい」とよく言われます。
国としてもiDeCoやNISAなどの制度を作って、投資を推奨しています。
実際、多くの人は投資をした方がいいと思います。
さらに言えば、投資をしなくては将来的に厳しい状況になる人が多いと思います。
投資をした方がいい理由は多々ありますが、大きく分けて3つになると思います。
- 1.社会の構造の変化
- 2.預金では増えない
- 3.投資をしやすい環境になった
では一つずつ見ていきましょう!
<社会の構造の変化>
少子高齢化など様々な社会の構造は変化してきました。
その結果、高度経済成長期などの右肩上がりの時代の常識が通用しなくなってきました。
社会のルールが変わった感じですね。
以前は、勉強していい大学に入って、いい会社に入って給料は年齢共に上がっていき、定年まで勤めて、退職後は退職金と年金で悠々自適な老後を過ごすというのが、一つの王道のパターンでした。

この流れがことごとく成り立たなくなりました。
終身雇用の崩壊・退職金の減少
トヨタの社長や経団連の会長も「終身雇用は難しくなってきている」という旨の発言をしていて、終身雇用制は崩壊しつつあります。
黒字にも拘らず早期退職を募るような黒字リストラを進めている企業も増えています。
会社に入って長くいれば給料は着実に上がり、一生会社が守ってくれる時代はもう終わってしまいました。
そして終身雇用とセットで考えられていた退職金も減少の一途です。
退職金制度を採用している企業の割合も、退職金の金額も右肩下がりを続けています。

年金問題
年金制度は構造上、完全に破綻して消滅してしまうことはまずあり得ませんが、少子高齢化が今後も進んでいくことによって年金受給額が減っていくことは間違いありません。
長寿化
人生100年時代とも言われるように、平均寿命はどんどん長くなっています。
もちろん今後も長くなるかはまだわかりませんが、今後も長寿化は進むだろうと言われています。
長生きできることは良いことなのですが、その分人生において必要なお金も増えていくということになります。
増税・社会保険料増加
消費税をはじめとして、税金も徐々に上がっています。
さらには公的医療保険・年金保険・介護保険のための社会保険料も年々増加しています。
これらは、会社勤めの人は給料から天引きされているので実感はないかもしれませんが、どんどんあがっているのです・・・・
そして今後も上がっていくと思われます・・・・
これらのように、給料・退職金・年金などの収入は減っていっているにもかかわらず、税金・社会保険料などの減らすことにできない支出は増えていく一方です。
一昔前の一生懸命働いていれば、会社や国が守ってくれた時代はもう終わってしまったのです。
<預金では増えない>
収入は減って支出は増えるので、持っているお金を増やす必要があります。
しかし銀行に預金しても利子はほぼ0です。
例えば2020年時点のメガバンクの定期預金の利率は、どこも0.01%程度です。
これは1年間100万円を預けたとした場合、100円増える計算です。
さらにこれに税金約20%かかりますから、残るのは80円程度です。
ATMで1回でも手数料かかったら赤字です・・・・
ネット銀行などは比較的利率は良いですが、それでも0.1~0.2%です。
結局預金してもほとんど意味がないという事ですね・・・・
<投資をしやすい環境になった>
ここまでは暗い話ばかりでしたが、ここでは良い話です!!
一昔前の時代では、投資はハードルの高いものだったと思います。
証券会社や銀行で高い手数料を払わなくてはいけなかったですし、情報も一般的にはテレビや新聞などから得るのが主でした。
しかし現代はパソコンかスマホさえあればいつでもどこからでもインターネットを使ってありとあらゆる大量の情報をタダで手に入れることができます。
本当にすごい時代ですね!
そしてネット証券ができたおかげで、日本だけでなくアメリカをはじめ世界中の優良な投資対象に安い手数料で投資をできるようになりました。
国もiDeCoやNISAといった商品を作り、税制的に優遇してくれています。
証券会社や銀行などの法外な手数料を取られるぼったくりのような投資商品を買う必要もなくなったのです。
このインターネットの普及は現代の大きなメリットです。

このように、頑張って働けば会社や国が守ってくれてみんなが豊かになれる右肩上がりの時代は終わり、自分のことは自分で守らなくてはいけない時代になりました。
会社や国に頼るのではなく、自分の力で稼いでいかなくてはなりません。
そのためには株式投資などの金融商品の投資も大切ですが、自分の力を高めるための自己投資は非常に大切です。
会社や国に依存している状態にならないように、スキルを身につけて副業をして収入源を増やしたり、自分で起業したり、投資をしてお金を増やしたりする必要があります。
自立する必要があるのです。
そして会社や国に頼ることはできませんが、自己投資にしても起業にしても投資にしても、現代はそれが誰にでもできる環境が整っています。
チャンスは昔よりも現代の方があるのです!!
また、経済的余裕を得て経済的自立に近づいたり達成することで、自分を守るだけでなく、人生は自由になり豊かになると思います。
経済的に余裕があれば、お金のために嫌な仕事をしなくてもよくなるかもしれません。
お金のための仕事ではなく、給料は少なくてもやりがいのためであったり、好きな事かどうかという基準で仕事を選べるかもしれません。
家族や友人との時間や自分の時間を優先できるようになるかもしれません。
お金は目的ではなく、人生を豊かにするための手段です。
そのお金を増やすための手段として投資があります。
あとはやるかやらないかです。
やっている人とやらない人はどんどん差がついてしまうと思います。
少しずつ無理のない範囲で投資を始めてみることをお勧めします。
投資を始めることはお勧めしますが、絶対に無理のない範囲にしましょう!!