インデックス投資の弱点とフォロー方法【高配当投資】

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インデックス投資の弱点とフォロー方法【高配当投資】

ドルコスト平均法による長期インデックス投資は、資産形成をするための最適解の筆頭であることは間違いありません。

そんなインデックス投資にもデメリットがあります。

そのデメリットをフォローするのに最適なのが、高配当投資です。

インデックス投資のメリットとデメリット

メリットデメリット

<インデックス投資のメリット>

  • ・初心者でも簡単にできる。
  • ・少額からでも始められる。
  • ・自動的に幅広い分散投資になり、リスクを低減できる。
  • ・15年以上続けると、過去においてマイナスになったことはない(S&P500)。
  • ・ほとんどのアクティブファンドの成績を上回る。
    「インデックス投資とアクティブ投資」を参照してください。)
  • ・精神的に付き合いやすい。

インデックス投資は、簡単な上に超優秀な手法です。

しかしそんなインデックス投資にもデメリットがあります。

<インデックス投資のデメリット>

  • ・短期間で大きな利益を得ることは難しい。
  • ・日々の生活が楽にならない

短期間で大きな利益を得るには、リスクの高い投機やギャンブルに近いような手法をする必要があるので、ここでは置いておきます。

問題はもう一つのデメリットです。

インデックス投資は、長期的に資産を最大化するのに対しては非常に優秀な投資方法です。

しかし日々の生活が楽になることはありません。

インデックスファンドにドルコスト平均法などで積み立てても、例えば来年の生活が楽になるなどの効果はありませんよね。

インデックス投資は資産を増やせるけれど、キャッシュフローは良くならない」ということです。

インデックス投資のデメリットをフォローする高配当投資

デメリットをフォロー

インデックス投資の弱点であるキャッシュフローを強化できるのが、高配当投資です。

高配当投資は、配当利回りの高い銘柄に投資する投資手法のことです。

配当利回りの計算式は以下の通りです。

配当利回り = ( 一株当たりの配当金額 / 株価 )

配当金は企業が利益を株主に還元するために支払うお金のことで、年数回にわけて支払われます。(日本企業では年1~2回が主です。)

式の配当金額は、配当金を1年間合計したものになります。

配当利回りが何%から高配当というかという明確な基準はありませんが、概ね3%後半くらいから高配当の仲間入りという感じですね。

高配当投資は毎年配当金が入ってきますので、たくさん保有するほどキャッシュが増えて生活を楽にすることも可能です。

例えばインデックス投資を主軸にしながら、高配当投資をすることで資産形成と並行して生活を楽にすることもできますね。

高配当投資は中・上級者向け

中・上級者向け

魅力的な高配当投資なのですが、初心者にはなかなか難しいという現実があります。

高配当投資は中・上級者向けなのです。

インデックス投資は、S&P500や日経平均と言った指数に連動します。

ですから投資家は個別の銘柄を選ぶ必要はありませんし、インデックスファンドを買うだけで分散投資ができてしまいます。

それに対して高配当投資は、銘柄選定を自分でしなくてはなりません。

しかし、ただ配当利回りが高い銘柄を選べばいいというわけではありません。

どれだけ高配当でも、業績が悪化して減配(配当金が減る事)や無配(配当金がなくなる事)になることもあり得ます。

つまり企業の業績を分析したり、将来性を予測したりする必要があります。

何も考えずに淡々と積み立てていけばいいインデックス投資よりも、格段に難易度が高いのが高配当投資です。

初心者にお勧めの高配当投資

初心者にオススメ

では初心者には高配当投資は厳しいのかというと、そんなことはありません。

十分チャンスはあります。

初心者にも始めやすい高配当投資が「高配当ETF 」です。

ETFとは「上場投資信託」のことですが、わかりにくいですよね・・・・

とても簡単に言うと、個別株のように取引できる投資信託です。

色々な銘柄を集めて構成しているという点では、投資信託と同様です。

そのETFの中で、高配当銘柄を集めているようなものが高配当ETFです。

高配当ETFなら分散もできていますから、インデックス投資に近い感覚で買うことが出来ます。

まとめ

長期的に資産を最大化するためには、やはりインデックスファンドへの長期積立投資が最適です。

主軸はインデックス投資にすることをお勧めします。

もしそれに加えてキャッシュフローを強化したいようであれば高配当投資を考えてみてください。

メインがインデックス投資、トッピングとして高配当投資というような感じです!!

高配当ETF など高配当株については、また別に詳しく説明します。

ここではまず、高配当投資という選択肢があるということを知ってくださいね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。